斉藤浩 プロフィール

ツィンバロン奏者 斉藤浩

アジア人で初めてツィンバロン・ソリストディプロマを授与された打弦楽器奏者。大阪音楽大学作曲学科卒業。ニューアーティストオーディション’91ファイナル(SONY MUSIC、FM TOKYO主催)にて審査員奨励賞受賞。その後、日本ハンガリー友好協会の推薦によりハンガリー政府給費留学生としてブダペストに留学。2003年、エチュード音楽院ツィンバロン科首席卒業、ディプロマ取得。その後、ハンガリー国立リスト音楽院を経て、2004年、学長特別推薦によりスロバキア国立バンスカビストリツァ芸術アカデミーに編入。2006年、同校首席卒業。 この時、アジア人で初めてツィンバロン・ソリストディプロマを授与された。

2004年、バラッシャジャルマト国際コンクール第1位。

これまでにツィンバロンを世界ツィンバロン協会会長ヘレンチャール・ヴィクトーリア、またサカーイ・アーグネシュ、セヴェレーニ・イロナ各氏に師事している。2003年、2004年にはブダペストにおいてELTEコンサートオーケストラと共演。2006年3月スロバキアデビューリサイタル、5月にはソリストとして、スロバキア国立バンスカビストリツァオペラハウス管弦楽団と共演し、それらの模様はマジャールラジオ、スロバキア国営放送、また中国CCTVなどでも放送された。ハンガリー国内はもとよりスロバキアやチェコからの招聘により、数々の国際音楽祭に出演。アジア人ツィンバロン奏者として各国で頻繁に新聞、マスコミに取り上げられてきた。
2007年には、チェコ・ヴァラシュスケーメズィージチ国際コンクール&フェスティバル、岩手大学、城西大学、大東文化大学からも招聘され、特別講師として講演、演奏を行う。日本国内においても東京都交響楽団、東京交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、いずみシンフォニエッタ大阪、読売日本交響楽団、京都市交響楽団、大阪音楽大学管弦楽団、愛媛交響楽団、鎌倉交響楽団、徳島交響楽団、千葉大学管弦楽団、三木ウィンドアンサンブル、八幡市民オーケストラ、堺市音楽団などとも共演。東京オペラシティー、ミューザ川崎シンフォニーホールでは「ハーリヤーノシュ」、またサントリーホールサマーフェスティバルでは、2006年にゲルゲス・レンツ作曲「星」、2008年にステファーノ・ジェルヴァゾーニ作曲「イーレネ・シュティンメ」、2014年にはパスカル・デュサパン作曲「風に耳をすませば」の初演にも関わった。また、ハンガリーを代表する作曲家クルタークの作品「石碑」や「幻想曲風に…」などを新日本フィルハーモニー交響楽団、いずみシンフォニエッタ大阪と共演している。ドナウイヤー2009では、日本各地から招かれ数多くのコンサートに出演。2010年には防府音楽祭にも招かれている。 ソロリサイタルもハンガリー国内だけでなく日本各地でも開催し、好評を得ている。 西村朗氏より献呈された「ツィンバロンのための伝説曲」を2011年4月、名古屋電気文化会館でのリサイタルにて世界初演。このリサイタルはサントリー芸術財団の推薦コンサートに選ばれた。盛岡彫刻シンポジウムにて彫刻とコラボレーションをしたのがきっかけで、毎年岩手県から招かれている。2011年10月には平泉国際交流展「アートをつなぐ」音楽会に招聘された。
クラシックだけでなく、中欧の民俗音楽、ジャズ、映画音楽、現代音楽にいたるまで、レパートリーは広く、日本を代表するツィンバロン奏者として注目されている。
スロバキア国立バンスカビストリツァ芸術アカデミー特別セミナー講師。
2009年、ヴァラシュスケーメズィージチ・ツィンバロン国際コンクール審査員。
アンサンブル・バラトン主宰。および、Cimbalom Art Japan 代表